もくじ
【ブラジル産近未来SFサスペンスドラマ】『オムニシエント』完璧なはずの監視システムの配下で発生した殺人事件を追う!
舞台は近未来の都市、全市民の行動を24時間365日、1人に1台張り付いている小型の飛翔型カメラが常に人々の生活を監視している近未来、虫のような小型ドローンによって全ての人間の行動が監視される市に住むニーナ(カーラ・サール)。
プライバシーは守られ、安全で完璧なシステムの元では、重大犯罪は未然に防げるためほとんど発生していない。
映像を分析するのは、人の手を全く介さず、全てをくコンピュータが管理し、すべての映像や情報をミリ秒ごとに処理している。
したがって、人間によるデータへのアクセスは、プライバシーの観点から禁止されている社会だ。
監視システムのおかげで、犯罪の検挙率が向上し、犯罪の防止につながっている。
彼女は、そのドローンを開発・改良するオムニシエント社に研修生として通勤していた。
だが、そんな社会においてオムニシエント社の実習生ニーナの父親イナシオ(マルコ・アントニオ・パミオ)が自宅で何者かの手によって殺害される。
しかし、ドローンにはその映像も残っていないばかりか、何故か自然死として処理される異様な事態に。
完璧なはずのオムニシエント社の監視システムに、犯人は映っていなかった。
その事態を疑問に思ったニーナは、市の職員であるジュディチ(サンドラ・コルベローニ)の協力を得て独自に調査を行うとともに、父の殺害時の記録映像を見るために基幹システムへアクセスしようと行動を開始する。
一方、ニーナの兄ダニエル(ギリェルメ・プラッツ)は、プロの殺し屋の仕業だと推測し、独自に殺し屋を捜し始める。
上級職員の指紋を採取し、システムの脆弱性を突いてメインフレームに侵入し、映像を手に入れる。
自宅で兄のダニエルと一緒に事件の映像を見ると、知らない男が銃で撃っている姿が、物に反射して映っていた。
顔認識ソフトで男を分析すると、「ダヴィ」という人物であることが判明する。
映像に映っていた暗殺者のダヴィという名の男は、の元を訪れ、問い詰めるも、匿名のメールで殺人の依頼を受けただけで、暗殺者を雇った相手を見つける事は出来ない。
この男は、ドローンの監視を振り切るために、下水道を通り、市内に侵入していため、ダヴィ自身のドローンの映像が残されていなかった。
失意のまま家に戻ったニーナを待っていたのは、作戦に利用した各種道具が消えているという異常事態。
そこで、ニーナは、ある事に気がつく。
自分が基幹システムにアクセスすることを伝え、道具についても話していた相手…ジュディチの存在を。
彼女がニーナの父を殺害し、それを口実に彼女へと近づき、基幹システムへとアクセス出来るように導いたこと・・・それによって、ジュディチが市の人間の全てを見る事が出来るようになり、"オムニシエント"(全能)の存在になったと。
ジュディチの目的は、オムニシエント社のメインフレームのデータを盗むことであり、それを実行するため、オムニシエント社の元社員でニーナの父親イナシオを殺害した。
ニーナは、ジュディチの計画にまんまとはめられていた。
データがあれば、人の誕生から死までを見ることができ、すべてを掌握することができる。
ジュディチの裏切りに対し憤るニーナであったが、ジュディチは、ニーナの行動を見透かし、自分に手出しが出来ないシステムに従順な存在だと侮蔑の目を向ける。
ジュディチは、自分のことを「全知の存在(オムニシエント)」と呼ぶ。
主演のカーラ・サールは「Motorrad」でブラジル映画大賞にノミネートされた実力派。
Netflixオリジナル作品らしい実力あるキャストを集めた作品となっています。
吹き替えはなく、1話45分の6話構成と短めの作品です。
こんな毎回ハラハラしながら見たドラマは久しぶり、という感じだった。
予想していた以上に面白い良作だ。
ブラジル産近未来SFサスペンスドラマ『オムニシエント』
200万台のドローンから完全犯罪を目論む、天才女性ハッカー【ドラマ紹介】 - YouTube
(出典 Youtube)
映画批評サイト「ロッテントマト」AVERAGE AUDIENCE SCORE [🍿80%] (2023.04現在)
映画レビューサイト「IMDb」Internet Movie Databaseの評価 [★6.5] (2023.04現在)
ブラジル産近未来SFサスペンスドラマ『オムニシエント』についてTwitterの反応
ファズモトフィロユキ®︎
@hanorocksオムニシエントで流れてたこの曲がめちゃくちゃ良くてやっと特定できた https://t.co/Or81wDA0R3