【鬼才ギレルモ・デル・トロ監督】ストップモーションアニメ版『ピノキオ』は、誰もが知る物語とは「別物」！

Netflix映画『ギレルモ・デル・トロの『ピノキオ』はストップモーション・ミュージカル長編アニメーションとして実現

メキシコの奇才ギレルモ・デル・トロ監督の念願のストップモーションアニメ版「ピノキオ」の上映劇場情報が発表されました。

『ギレルモ・デル・トロのピノキオ』は、ギレルモ・デル・トロが監督・脚本・製作を務め、新たに映像化したストップ モーション長編アニメーションです。

ピノキオは、イタリアの作家カルロ・コッローディの童話「ピノキオの冒険」の主人公で、イタズラ好きな木製の操り人形。冒険を重ねた末に人間の子どもに生まれ変わるというストーリーで、1940年公開のディズニーアニメ版「ピノキオ」が有名です。

先だって、ロバート・ゼメキス監督、トム・ハンクス主演の『ピノキオの冒険』をアニメ映画化した『ピノキオ』の実写映画化が話題となりましたが、Netflixは、ギレルモ・デル・トロ監督によるストップモーション・ミュージカル長編アニメ映画「ピノキオ/Pinocchio(原題)」を近日独占配信することとなるそうです。

この物語の新たな映画化企画を長年に渡って温めてきたのが、映画「シェイプ・オブ・ウォーター」で第90回アカデミー賞作品賞、監督賞をはじめ4部門を受賞した、ギレルモ・デル・トロであり、その壮大なプロジェクトはNetflixとのタッグにより、ストップモーション・ミュージカル長編アニメーションとして実現しそうです。

デル・トロ監督は、アカデミー賞4冠に輝いた「シェイプ・オブ・ウォーター」の次作にストップモーションアニメ版「ピノキオ」を選んだ理由について、「アニメーションほどわたしの人生と職業に影響を与えた芸術形態はなく、また、ピノキオほどわたしが深い繋がりを感じたキャラクターは存在しません」と説明。さらに、「はるか昔からこの映画を作りたいと思っていました」と明かしている。

デル・トロ版「Pinocchio（原題）」はファシズムが台頭する1930年代のイタリアを舞台に、ピノキオの冒険を描くミュージカル映画になるという。

ムッソリーニ政権下のイタリアでファシズムが台頭する中、父親の願いによって魔法のように命を吹き込まれた“木製の人形の少年”ピノキオが父の期待に応えようと奮闘する愛と冒険の旅が描かれるのだそうです。

特別映像では、何も知らない無邪気なピノッキオに善悪を教える良心役を務めるコオロギ“ジミニー・クリケット”かと思いきや、“セバスチャン・J・クリケット”と名乗るキャラクターが登場。セバスチャンは暗闇に包まれた部屋で、「物語を聞かせよう。知ってる話だと思うかもしれない。でも違う、別物さ。この私、セバスチャン・J・クリケットの話だ。実を言うと、木でできた少年の心の中に住んでいたんだよ……」と話し始めます。

2011年から本プロジェクトに取り組んできたデル・トロは、通常のアニメーションでは表現されないような余分な動きをあえて描き出すことで、キャラクタ ーに親近感を感じさせるなど、徹底したこだわりが詰め込まれた“渾身作”です。

Netflixでの配信は12月9日からとなるが、劇場では、イオンシネマなど全国で11月25日から上映がスタートします。

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