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『ロシアン・ドール:謎のタイムループ』ドラッグ好きのぶっとんだ36歳女性のタイムループ コメディドラマ!
『ロシアン・ドール: 謎のタイムループ』(原題: Russian Doll)は、同じ時間を何度も繰り返すタイムループを題材にした、アメリカ合衆国のコメディドラマ。
Netflix(ネットフリックス)オリジナル制作の作品。
タイトルにある「ロシアンドール」とは、ロシアの民芸品「マトリョーシカ人形」のことを指す。
中身が空洞の人形の中に人形が入っていて、さらにその中にも人形が入っているという仕組みが“繰り返されて”いく、「入れ子構造」になっていることが特徴。
それは本シリーズの内容が「繰り返し」の物語であることを象徴している。
しかし、マトリョーシカがループのモチーフではありますがロシアは関係なく、アメリカが舞台。
主演のナターシャ・リオンが監督・脚本・製作も兼ねていて、評価はとてつもなく高く、エミー賞、ゴールデングローブ賞、サテライト賞、サターン賞、ゴッサム・インディペンデント映画賞など多数の映画賞にて受賞もしくはノミネートに輝いた。
36歳の誕生日に友人のマクシーン(グレタ・リー)が開いてくれた誕生日パーティの夜にタクシーにひかれて死ぬ。
だが、次の瞬間ナディアは誕生日パーティが行われているマクシーンのアパートのトイレに戻っていた。
よくわからないままトイレを出るナディアは、タクシーにひかれて死ぬ前に見た出来事がまるっきり繰り返されていることに気づくが、結局また死んでしまう。
そしてマクシーンのトイレからやり直すことに・・・。
タイムループで同じ日を繰り返えし、また同じ日に戻るという「デスループ」に陥ってしまう。
何とか元の生活に戻ろうと奮闘するが、事態は思いもしなかった予想外の展開に。
どう行動しても何らかのトラブルで死亡し、自分の誕生パーティーの時間、場所まで何度も何度も引き戻される。
時間の中に囚われてしまう、いわゆる「デスループ」の状況が描かれる。
そして、ナターシャ・リオンが演じている主人公、ナディアのキャラクターが面白い。
ナターシャ・リオンという女優は、『アメリカン・パイ』シリーズなどお茶の間に愛されるコメディを舞台に活躍していたが、最近の話題作は、なんといって女子刑務所を舞台にしたドラマシリーズ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』だ。
『ロシアン・ドール: 謎のタイムループ』に人気が集まっているのも、主人公ナディアとそれを演じているナターシャ・リオンの魅力にある。
ナディアは、お酒大好き、ドラッグ大好き、ゲーム開発を仕事にしているソフトウェアエンジニアであり、オタク気質のあるインテリだ。
同時に、見知らぬ人にも軽口を叩いたり下品なユーモアが好きな、行動的でワイルド、痛快な性格でもある。
さらに、妻子ある男性と交際して家庭を壊してしまったり、その反面、ホームレスの男性を助ける一面をも見せる。
この主人公をナターシャ・リオンが演じているわけだが、作中の主人公がナターシャ・リオン自身の人物像や人生にも重なる面がみられ、投影しながら物語を生み出している。
ナターシャ・リオンじゃないと作れない作品だったのではないか。
海外ドラマ「ロシアン・ドール 謎のタイムループ」は、Netflixオリジナルドラマで、現在シーズン2まで制作されている。
シーズン1は、2019年制作。
各話25分程度の全8話で、各話が短いので、わりと見やすくて楽しみやすい。
『ロシアン・ドール:謎のタイムループ』に関連する動画
『ロシアン・ドール: 謎のタイムループ』シーズン1 予告編 - Netflix [HD] - YouTube
(出典 Youtube)
『ロシアン・ドール:謎のタイムループ』についてTwitterの反応
HayanieMozu ハヤニエモズ
@HayanieMozu『ロシアン・ドール: 謎のタイムループ』に出てくる服装が全体的に好きだったから、また見たさが出てきた
つゥ@映画鑑賞記録専用
@mente_movie2023-01-25 『ロシアン・ドール:謎のタイムループ シーズン1』「アランのルーティン」のコメント https://t.co/w3bG7BSe0h #Filmarks #ドラマ
『ロシアン・ドール: 謎のタイムループ』シーズン2 のファーストルック解禁⏱#RussianDoll pic.twitter.com/gBlVgAK9Wl
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) February 11, 2022