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映画『きっと見つける(原題:Dog Gone)』実話を基にした持病のある愛犬を必死で探す家族の愛の物語!
映画『きっと見つける』(原題:Dog Gone)は、『101』『ビルとテッドの大冒険』などを手掛けた、スティーヴン・ヘレク監督作、アメリカ(2023年)の作品。
パウルス・タットゥンギ著書の「Dog Gone:A Lost Pet’s Extraordinary Journey and the Family Who Brought Him Home(原題)」を原作としている。
実話をベースにしたパウルス・タットゥンギの著書の実写化で、父親役を「ホリデイ・イン・ザ・ワイルド」のロブ・ロウ、母親役を「クリスマス・クロニクル」のキンバリー・ウィリアムズ=ペイズリーが演じる。
自然歩道アパラチアン・トレイルで青年の愛犬が行方不明になり、彼と父親は手遅れになる前に愛犬を救おうと必死の捜索に乗り出します。
ゴンカーを親身になって探してくれる人々の暖かさに感動するが、タイムリミットは迫ってくる・・・犬好きなら号泣間違いなしの一作だ。
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社会的に不器用な大学生のフィールディング・マーシャル(ジョニー・バーチトールド)は、女の子に振られたことをきっかけに、子犬を飼うことを決意する。
彼は、その犬をゴンカーと名付け、大学生活の間、二人は切っても切れない仲になる。
ゴンカーは、大学での授業中、リードなしで一緒に走ることもある。
大学卒業後、フィールディングの友人たちは、皆就職していたが、フィールディングは、自分の人生をどうしたいのかわからず、父ジョン・マーシャル(ロブ・ロウ)も心配していた。
フィールディングは、愛犬ゴンカーと一緒に両親の家に転がり込む。
数週間後、ゴンカーはアジソン病と診断され、一生、毎月、命を救う注射が必要な状態になる。
ある日、アパラチア山脈の山中に散歩に行ったフィールディングと友人のネイト(ニック・パイン)が、ゴンカーとハイキングコースに出かけるが、ゴンカーは、キツネを追いかけて逃げてしまう。
ゴンカーが戻ってこないので、彼らはゴンカーを探し始めるが、見つからない。
パニックになった二人は、急いで家に帰り、フィールディングの両親にゴンカーが行方不明になったかもしれないと話す。
フィールディングの母ジニー・マーシャル(キンバリー・ウィリアムズ=ペイズリー)が幼い頃に飼っていた犬のオジが、学校で轢かれたことがフラッシュバックされる。
彼女は、その痛みとトラウマを忘れようとしてきたが、ゴンカーの喪失によって引き金となり、こみ上がってくる。
彼女は、自宅に対策室を設け、地元の新聞社、動物保護施設、病院に電話をかけ、州内にチラシを送り始める。
地元紙、そして全国紙がゴンカーの話を取り上げ、ゴンカーを探す人が大勢出てきた。
ゴンカーが3週間後に注射を受ける前に、彼を見つけなければならないのだ。
そんな中、フィールディングの体調は、一転して悪くなる。
あまり食べず、ほとんど眠らず、日に日に弱っていく。
喪失感と責任感で体に支障をきたす程犬への気持ちが強いフィールディングや行方不明のきっかけとなった現場に居合わせた息子の友達が責任を感じて、人知れず独自で捜索を行なっていたりと・・・
動物保護施設からアジソン病の犬がいるという連絡を受け、駆けつけるがしかし、その犬はゴンカーではなかった。
フィールディングの体調が悪化しているのを見た父親は、彼を自宅まで送り届け、捜索と救助を中止させることにした。
その時、またもや目撃情報が入り、今度はゴンカーであることが判明する。
ゴンカーを連れ帰ったことで、フィールディングは元気を取り戻す。
しかし、フィールディングは病院に運ばれ、潰瘍性大腸炎と診断され、緊急手術を受け、成功する。
ゴンカーもフィールディングも病院のベッドで一緒に寝て回復し、映画は楽観的な雰囲気の中で終わる。
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本作の魅力は、なんといっても犬のゴンガーが超キュートなところ。
人懐っこくて特別な技を披露したりと、ゴンガーが画面に映るたびにその愛らしさのとりこになること間違いなし。
ゴンガーの名演技にも注目で、山中で迷子になりさまよう姿を見ると早く見つけてあげて!と思わずにいられません。
実家でゴンガーと暮らすことになるフィールディングの両親は最初戸惑っていたものの、一緒に生活するうちに愛情を注いでかけがえのない家族になっていきます。ゴンガーに対する両親の変化の過程が、とにかく微笑ましい、犬好きには、たまらない作品。
映画『きっと見つける(原題:Dog Gone)』に関連する動画
Dog Gone | Official Trailer | Rob Lowe, Johnny Berchtold, Kimberly Williams-Paisley | Netflix
(出典 Youtube)
映画批評サイト「ロッテントマト」のTOMATO-METER [🍅41%] (2023.05現在)
映画レビューサイト「IMDb」Internet Movie Databaseの評価 [★6.0] (2023.05現在)