【Netflixドキュメンタリー番組】『太古からの啓示（原題：Ancient Apocalypse）』有史以前の超古代文明について考察する！

Netflixオリジナルドラマ『太古からの啓示』は、「歴史の真相ドキュメンタリー」というくくりの中で、Netflixは、配信しています。

主演は、ジャーナリストのグラハム・ハンコック。

人類初の文明はメソポタミア文明というのが通説ですが、それよりもっと古い時代、氷河期以前から高度な文明が存在していたのではないか。

世界各地の遺跡が天体観測施設だった可能性とその目的が明かされていきます。

失われた文明の謎を追うジャーナリストのグラハム・ハンコックが、その証拠を求めて世界を回るというドラマです。

既存の遺跡や新しい遺跡など世界各地の遺跡を巡りながら、そこに隠された意味を解明していく展開は見ごたえがあります。

考古学者は既存の説を覆すことを認めないようですが、疑いようのない事実が語られていきます。

早く新説を採用したほうがいいのでは？

人類の文明って、宇宙人が来て作ったとかという「古代宇宙飛行士説」って思う人は多そうです。

「古代宇宙飛行士説」とは、人類史上の古代または超古代に宇宙人が地球に飛来し、人間を創造し、超古代文明を授けたという疑似科学の一説です。

本作では、宇宙人やUFOについては全く語られません。

現在の文明の始祖に天文学を教えたのは、氷河期を生き延びた高度文明を持つ人類自身だったということなのです。

宇宙人の関与があったという説を否定しているわけでもありませんが、少なくともメソポタミア文明以降の時代は、文明を知らない人類に、文明を知る人類が教えて回った結果ということのようです。

現在の人類が認識している歴史はいったんゼロから始まったものであるが、実は認識していないだけで、地球ができて４６億年の中では、現在と同程度か、それ以上の文明を持った人類の文明が存在したのではないか？

本作によれば、流星群が派手に地球に降ってきたことで、超高温となり、氷の壁が一気に溶けて海面が100m以上も上昇。

これならば、文明の痕跡が残るはずはなさそうです。

このような文明の消失が起きるならば、現在の文明社会は2度目とは限らなくなります。

『考古学者がNetflixの人気ドキュメンタリーに「事実無根なのでフィクションとして分類」するよう求める公開書簡を発表』についての記事の要約

アメリカ考古学協会が、作家のグラハム・ハンコック氏が出演するNetflixのドキュメンタリー番組「Ancient Apocalypse(邦題：太古からの啓示)」が虚偽の主張をあたかも事実のように扱っており考古学をおとしめているとして、ドキュメンタリーではなくフィクション作品として再分類することを要請する声明を発表しました。

グラハム・ハンコック氏は、全世界で600万部を超えるベストセラーとなった「神々の指紋」をはじめ、有史以前の超古代文明について考察する著作を数多く出版している作家です。

2022年11月からスタートしたNetflixのテレビシリーズ「太古からの啓示」には、ハンコック氏が氷河期末に栄えていたとされる謎めいた古代文明の痕跡をたどる様子が収められており、Netflixはこの番組を「文化・社会ドキュメンタリー」として分類される「真実に迫る」作品であると位置づけています。

アメリカ考古学協会は2022年11月30日付の公開書簡の中で「1世紀以上にわたる専門的な考古学調査の結果、ハンコック氏の言うような『高度な地球規模の氷河期文明』の存在を裏付ける考古学的証拠は見つかりませんでした」と指摘。

「この番組がイデオロギー的な目的を持ったエンターテインメントではなく事実に基づいたドキュメンタリーであるという主張は、とんでもないことです」と述べて、Netflixと「太古からの啓示」の制作会社に対してドキュメンタリーとの表示を取り除くよう要請しました。

ディブル氏は、インドネシアのグヌンパダン遺跡の頂上にある円柱などを「いん石の衝突で社会が崩壊したアトランティス人の生き残り」の遺物と結びつけようとしているハンコック氏の主張に対して、「世界中でこの時代の狩猟採集民が残した証拠が見つかっているのに、なぜ氷河期文明の証拠はないのでしょうか？」と疑問を呈しました。

ハンコック氏はTwitterで「考古学者とその友人のマスコミは、Netflixの私の『太古からの啓示』シリーズに釘を刺し、私をキャンセルしたいと思っているようです」とツイートしました。

（元記事の出典：GIGAZINE（ギガジン））