【シスター修道女戦士を描くファンタジードラマ『シスター戦士』】突然の打ち切り！しかし、本格的で見応えがあり、痛快に楽しる良作！

原作は、ベン・ダンのアメリカのコミック作品『Warrior Nun Areala』(1994-2002)を実写ドラマ化したのが『シスター戦士』。

悪と戦う修道女のお話だが、主人公は修道女ではなく、そこが面白い。

物語は、いきなり遺体安置所から始まる。

主人公エヴァ・シルヴァ（アルバ・バプティスタ）は、ずっと死ぬことを夢見てきた。

そんな折、戦うシスターたちリーダーであるシャノンが瀕死の状態で運ばれ息絶えてしまう。

そして、シャノンから取り出された力の源が、偶然近くに居合わせたエヴァの体内に取り込まれることに。

19歳という若さで亡くなった孤児エヴァは、ヘイロー（halo：天使の輪）の継承者としてよみがえる。

死体安置所で生き返ったエヴァは、超能力を手に入れたのだ。

ヘイローの継承者は、通常の人間と違って悪霊の姿を見ることができる。

壁を通り抜ける力や強靱な肉体も持ち合わせていた。

いつの間にかスーパーパワーを身につけていたエヴァは、突然目の前に現れたあっさり敵を倒してしまう。

「敬虔な女性たちは古代の悪と戦うことに人生を捧げてきた」「ヘイローに耐えられた者は誰でも“シスター戦士”になれる」。

神父からの説明にさっぱりな様子のエヴァだが、一人前のシスター戦士になるために修行を積んでいく。

悪霊と戦う組織「十字剣修道会」のシスターたちは、新たな継承者の誕生に期待したが、自分に何が起きたのかわからないエヴァは修道会を逃げ出した。

彼女はやがて、超能力を手にした自分が、悪と戦うシスターの秘密結社にとって大切なヘイローの担い手に選ばれたことを知る。

主人公エヴァを演じるのは1997年生まれのアルバ・バチスタ。ポルトガルのリスボン生まれの俳優で、今回が初の大役となる。

神父のヴィンセント役をフランスの俳優で『ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019)にも出演したトリスタン・ウヨアが演じる。

ベアトリス役をクリスティーナ・トンテリ・ヤング、メアリー役をトーヤ・ターナー、リリス役をロレーナ・アンドレア、カミラ役をオリビア・デルカンが演じる。

普段は静かな修道女が、もの凄く強く、戦うシスターのアクションは、本格的で見応えがあり、カッコよく、見どころ満載で面白い。

しかし、昨年の11月10日、シーズン2が配信されたが、12月13日に「シスター戦士」のキャンセルが発表され、番組ファンによる怒りのツイートや嘆願書が出回る事態となった。

映画批評サイト「ロッテントマト」のTOMATO-METER(2023.01現在）

Rotten Tomatoes

Warrior Nun

https://www.rottentomatoes.com/tv/warrior_nun

Synopsis:A young woman wakes up in a morgue with inexplicable powers and gets caught up in a battle between good and evil.

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